地下鉄理論 ~ これであなたも 多少は 安全な住む場所を選べる!
日本は、災害大国です。
平和憲法がどうの・・・・
いう以前に、自然災害で 自滅する可能性の方が、
よほど高いのでは?
と、あらぬ心配をしてます。
むしろ、地震大国だったり、
洪水被害が多い国だったからこそ、
ちょっとやそっとでは壊れない建築とか、
鉄道とか、世界トップ級の 技術を開発できたのだから、
この方面での 世界貢献をすることこそ、
本当の世界平和への日本の役割だ!
と 考えてます。
余談はさておき・・・・
田中靖和が 独自に(勝手に?)提唱しているのが
不動産立地条件における 地下鉄理論
です。
私、田中靖和が、勝手に気付き、考えた(?)理論なので、
もちろん、不動産関連の本にも、出ていません。
ズバリ!!
地下鉄が 地上を走っている場所は ゲリラ豪雨などの大雨で 冠水しやすい!
なので 家賃やら 間取り、面積など
一般的な 条件に大差がなければ、
こういう場所は 避けよう!
思わぬ水害に、遭いやすい場所だから、
です。
まずは、気になる物件の所在地の 地下鉄に乗ってみて、
地下鉄が、どこで地上を走るか?
確認しましょう!
これ、おそらく 世界中で 住居を決める決め手になるのでは?
と 密かに 「田中靖和理論」と思ってます。
なぜか?
地下鉄が 地上を走る、というのは、
地形上、低い土地だから、やむを得ず、地上に出るしか、ない場所である、
という意味だからです。
日本最古の 地下鉄、銀座線の 渋谷駅は、
開業当時から、東急デパートの2階です。
渋谷は、くぼ地のように、低い土地なので、
この10数年は ゲリラ豪雨で、幾度となく、JRのガード下あたりを中心に
水没してます。
鉄道は 大量輸送に便利ですが、自動車、バイク、自転車と違い、
勾配に弱い、という弱点があります。
かつて 碓氷峠に アプト式鉄道があり、
現在も 箱根登山鉄道は、この方式で 急勾配に対応しています。
そして、歯車をかみ合わせるので、スピードアップも厳しいのです。
(スイスの ユングフラウの登山列車も、雪の中、急勾配を上下するので、この方式です。
また、サンモリッツの 氷河特急は、世界一、ゆっくり走る特急です。)
鉄道は、名前の通り、鉄輪を転がして動かすので、
勾配が急になると、鉄同士の摩擦で ガッチリ掴めるパワーがないと、
そもそも 上れないのです。
なので 地下鉄の線路の方を、なるべく平らに
勾配を少なくする。
結果、地上区間ができる、というわけなのです。
この現実を、ぜひとも あなたの物件選び、
特に、賃貸住まいの場合、判断の目安に加えては いかがでしょう ??
【 地下鉄 余談 】
都会の地下鉄に アプト式を取り入れる、というのは、
コストアップ、スピードダウン、メンテナンスもたいへん、
と メリットがなく、
さりとて、普通のレールで対応するのは、
全車両のモーターを 必要以上に強力にしなければなりません。
しかし、モーターを強力にすれば、燃料や 熱対策も さらに たいへんで、
そうもできないのです。
かつて 営団地下鉄だったころ 地下鉄のマークが考案されましたが、
あの S マークは
Safety(安全)、Security (正確) , Speed (迅速), Service (サービス)
という、鉄道会社としての理念が 英語だとすべて
Sで始まる単語だった、
というのが、由来です。
現在の地下鉄は、できるだけ これらの条件を満たすべく、
技術者も 企業努力も 尽くされていますが、
同時に、
線路の高低を なるべくつけない、
地上区間を作らざるを得ない、
というのも 事実なのです。
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【 番外編 】
フィリピンの首都、マニラは、大都市なのに 地下鉄自体が、ありません。
MRT という、日本の モノレールのような 高架鉄道になってます。
これは、マニラ自体が、海抜高度が低い都市なので、
熱帯特有の 雨季の大雨で 毎年、洪水になり、
道路が川みたいになってしまうため、
地下鉄の工事自体も、たぶん無理そうなのです。
もし、出張、仕事などで
こういう街に住むことになったら、
できるだけ、海、川から離れたところや、
高層住宅の 2階以上 (さすがに、2階まで水には、浸からないでしょう)に住みましょう。