あなたが経済的に困窮する原因が判明!!~ その2
ここからは、嗜好品にかかる 税金についても 見てみよう。
もっとも税率が高いと言われるのが たばこ税だ。
1箱500円だとすると、そのうち 278.5円が たばこ税として計上される。
毎日1箱、60年間吸い続ければ、総額は 609.9万円だ。
’06年以降、2度の増税により、1箱当たりの値段は 平均して200円も増額した。
増額分は すべて税収になる。
酒税もまた、非常に負担が大きい。
ビールについては、1ℓ あたり 222円が 酒税として徴収される。
500ml缶(260円)を 毎日1本、60年間飲み続ける場合、
生涯で 243.1万円にも及ぶ。
これらの嗜好品にかかる税は、今後も増額が予定されている。
「たばこ税は ’21年までに 1箱あたり 40円の値上げが予定されています。
また、酒税については、品目や アルコール度数に応じて、
’26年までに 増税する予定です。
ワインは1本(720ml)あたり 15円、
発泡酒やチューハイは 1本(350ml)あたり 7円の増税が検討されています」(前出・梅田氏)
増額しているのはこれだけではない。
親がこの世を去ったときに支払う相続税を 支払わなければならない場合もある。
この税は、’15年度の税制改正により、基礎控除額は 40%も減額された。
つまり、課税対象が拡大したのだ。
親の 5000万円の相続財産を 一人の子どもが相続する場合、160万円の相続税が課される。
ここまでの税額をすべて含めると、
たった一人の生涯に、7018.8万円もの税金を 国に取られることになる。