住居の選びかた ~ 災害大国日本での 安全チェック法
(注) こちらの記事は、パームビーチグループ発行の
2019年 10月18日の メルマガです。
執筆者、飯村さんの文章、内容が、とても有意義なので、
「これは メルマガだけだと、SMS のタイムラインのように
一時的な情報で終わってしまう。もったいない!」
と田中が思い、このページに そっくり残しておくことにしました。
田中は、さまざまなソースから 情報を得ては 自分で吟味しております。
ご了承ください。
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以前のメルマガで、
「5〜6年ごとに家を買い替えています」
と言う話を書きました。
その感想で、、
> なにか理由があるのでしょうか?
>差し支えなければ、教えて下さい。
と言うようなお声を結構いただきましたので、
理由を書きます。それは、、
“価値の落ちない”家を買えば、
5年後でも、
ほとんど家の価格が変わらないので、
実質、住居費が”ほぼ”かからないから。
です。さらに、、
そうすることで、ずっと
新築に住むことができる。
と言う良い点もあります^^
一言で言えば、
そんな感じです。
が、、
今日はそれよりも、
もっとお伝えしたいことがあります。
それは、、
僕が買う家、つまり
住む家を決める際に、必ず実行している
安全度テストについてです。
なぜかというと、
つい最近の台風でも関東地方を中心に
多くの方が被災されました。
去年までは西日本を中心に
大きな被害がありましたし、
そもそも日本は地震大国です。
世界の大地震の20%は日本で起こり、
揺れを感じる地震で言えば、
年に1000回以上の
地震が毎年のように起こっているわけです。
別に異常気象とかそう言うものではなく、
日本とはそう言う場所なので、
そうであれば、、
投資先として何よりも最も重要視すべきは
「住む場所」
だと考えているからです。
つまり、、
自然災害の多い日本では、
できる限り安全な場所をしっかりと
選ぶ必要があると思っています。
そこで、、、
もし、今後家を買ったり
引っ越したりする予定がある方へ
少しで参考になれば、と思い
僕が住む場所を選ぶときに
利用しているサイトを、
紹介したいと思います。こちらです、、
ステップ1:地盤を調べる(1.2以下かどうか?)
J-SHIS 地震ハザードステーション
http://www.j-shis.bosai.go.jp/
耐震構造の家かどうか?よりも、まずは
地盤がしっかりしている場所に 家が建っているかどうか?
が重要ですもんね。
ステップ2:ハザードマップを調べる(津波、洪水、土砂災害の被害に遭わない場所)
https://disaportal.gsi.go.jp/
津波が起こっても大丈夫か?
大雨が降った場合に近くの川が氾濫しないか?
地震や大雨で土砂災害の危険性はないか
を候補先の家を一軒一軒
調べます。
ステップ3:鉄塔(写真)やガソリンスタンドなどが近すぎないか?を調べる
そして、、
ステップ4:気休めに「大島てる」のサイトを見る(笑)
http://www.oshimaland.co.jp/
事故物件を教えてくれるわりと有名なサイトです。
==
こんな感じで、
まずはこの4つのテストに合格した場所、家の中から、
具体的な物件選びに入ります。
もちろん、
事故や災害に遭うのは自宅にいる時だけじゃないので、
完全に被害を防げるものではないですが、
少なくとも自分で
コントロールできることは、
しっかりと選択していきたいと思います。
もちろん、
お引越しとかが気軽にできない方も
おられると思いますが、
洪水や土砂災害の恐れがある場所に住んでおられる方は、
出来るだけ早くに避難するなどの
対策を立てるためにも
ハザードマップなどを活用していただくと
良いかと思います。
資産を増やすための投資も
もちろん大切ですが、
命あってのことですので、
自分の住む場所も
企業を分析するように、
しっかりとリサーチしてから投資する、
と言う考え方も
持っておいていただきたいなー、
と思います。
今回の台風で被災された皆様が、
一日も早く早く日常の生活に戻ることができますよう
お祈り申し上げます。
パームビーチ リサーチチーム
飯村 匡博